Aqours 4th LOVE LIVE!に向けて

 来たる2018年11月17日(土)及び18日(日)、我らがAqoursが遂に東京ドームのステージに立ちます。本記事はそんな記念すべき、Aqours 4th LOVE LIVE! SAILING TO THE SUNSHINEに向けて私がやってきたこと考えていることを綴った自分語り記事です。目次は次の通りです。

 

 

 なお、予めお伝えしておきますが、「私がやってきたこと」に関しては成就とは程遠い結果となりました。ですので、所謂「失敗事例」となります。そして、おそらく「何を考えているんだ?こいつは…。」と思われると想定しております。

 こんな妙な香りを漂わせつつ、早速スタートさせて頂きます。

 

1.私がやってきたこと

 

 去る9月上旬、私は下記のようなブログを投稿しました。

 

ani0town.hatenablog.com

  この記事の中で私はやってみたい事を列記したのですが、その後でこのような事を書かせていただきました。

これとは別に最優先で取り組みたいことがございます。それは下記の事です。

「ペンライト企画に形を与える」

 福岡公演の前はかなり冷めた見方をしていたペンライト企画ですが、実のところ今はかなり興味を持っております。11月に迫った4thライブでペンライト企画をやりたいと思っている方は複数いるようでして、ツイッター等で時折その旨のツイートを見かけます。そして、そんなツイートを見るたびに「何か現実化出来る方法は無いかな?」と考えているのです。考えれば考えるほどに「出来る方法あるのか?これ。」という思いもよぎり、頭を抱えることも多々あるのですが、でも一回くらいあがいてみるのも良いのかな?とも考えております。なので、しばらくは「ペンライト企画に形を与える」べく頭を回転させようかなと思います。もしも良いアイデアが浮かんで、それを文章等にまとめることが出来たのなら……そのときは褒めてもらえると嬉しいです(笑)。

 

 ペンライト企画をやってみたいと思った理由は、単純に「ペンライトで面白可笑しいことをやってみたい」という遊び心を抱いたからなのですが、「あがいてみる」と言ったからには何もしないわけにはいかない」と思い、手を動かし始めたわけです。

 なお、先述した通り、その行動の結果は成就とは程遠いものでした。私はペンライト企画を成功に近づけるべく、ツールの作成に着手したのですが、これが想定よりはるかに手間がかかり、かつスキルを要するものだったのです。要するに作業工程の見積もりが甘すぎたわけですね。で、結局提示すら出来なかったのです。

 

 では、私はどんなツールを作ろうとしていたのでしょうか。ここからはその事について語らせていただきます。

 東京ドームでのライブということを考えたとき、私が初期に考えたことは「収容人数を考えると、紙の資料(フライヤーと呼ばれることが多い)を配布するという手段はかなり困難だろうということでした。現在、提案されている企画には「6万枚を配布する」と明示されているものがあるので、実際には策があるんだとは思うのですが、私にはそれが思いつかなかったのです。そのため、「資料は電子データのみとする(厳密にはホームページのみとする)」という方針を早々と決めました。

 さて、電子データのみにする上で、私は「電子データのみだからこそ持てるメリット」を与えたいと思いました。そこで、次の機能を搭載したいと考えたのです。

 

「各座席毎にピンポイントで指示を出せるようにする」

 

 これだけだとよく分からないでしょうから簡単に説明します。例えば、ペンライトで次のような模様を描きたいとします。

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 この場合、紙の資料ですと「1列目:みかん色、2列目:サクラピンク、3列目:エメラルドグリーン……」という形で指示をすることになります。私はこれを、参加者が1列3番と入力すれば、資料が「みかん色」と返し、8列6番と入力すれば、資料が「ヴァイオレット」と返すようにしたいと考えたのです。

 こうすることのメリットは「不要な情報を無くせること」にあります。参加者の視線で考えた場合、必要な情報は「自分が何色を掲げるか」「全体の完成図」であって、「他の席の人が何色を掲げるか」は実は不要な情報なのです。紙の資料ですと、多くの情報から必要な情報を見つけ出す必要がありますが、電子データなら上記の通り必要な情報のみを見ることが出来ます。例えるなら、「冊子の時刻表」と「時刻表アプリ」との違いみたいなものです。なお、不要な情報を無くすことは、ミスを減らすうえでも有効です。

 さらに、座席ごとにピンポイントで指示を出せるようになると、文字のような複雑な模様も描きやすくなります。

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  紙の資料ですと、この図のような「同じ列内でも色が変わる」ような模様は指示情報を載せきれないでしょう。しかしながら、電子データなら「座席と色の対応リスト」を作っておけば、先ほどの縞々のような比較的簡単な模様と同じように扱えます。全体で見れば複雑でも、個人レベルで見れば「特定の色を掲げるように指示されているに過ぎない」のですから。

 

 さて、つらつらと書きましたが、このようなことをやるには大きく分けると2つのツールが必要になります。

  1. 「座席と色の対応リスト」を作るツール
  2. 上記のツールで作ったリストを用いて、入力された座席情報に応じた指示を出すツール

 上記の機能を満たすために、私は次の2つのものを作ることにしました。

  1. 座席ごとに色を指定すると、「全体の完成図」と「座席の色の対応リスト」を同時に自動作成できるEXCELファイル
  2. 上記のEXCELファイルで作ったリストを使って、指示を出すホームページ

 さて、このEXCELファイルを作ろうとすると、必然的にドームの座席配置を詳細に調べる必要が出てきます。しかしながら、座席配置なんて通常誰も調べませんし、それ故にまとめた資料(ある程度の信頼性が保証されている)なんてありません。じゃあ、どうするか。こうしました。

 

 まず、東京ドームの公式ホームページにアクセスして、座席検索を行ないました。

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 で、この情報をもとに存在する座席に該当するセルに黒枠を付加していく。

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 これを繰り返しました。端的に申し上げます。我ながら正気の沙汰だとは思いませんし、まともな頭の持ち主なら絶対にやりません。なお、土日を極力多く使ってやりましたが、結局1か月半弱かかって調査できたのは1階席(外野席を除く)、バルコニー席、2階席のみで、外野席とエキサイトシートは調べきれませんでした。もっとも、「意外と欠番が多いこと」、「局部的に座席の向きが帰られていること」と言った無駄知識は手に入ったので、面白かったと言えば面白かったですし、ある意味収穫はあったと言えるんですがね。

 ちなみに、全体の完成図は黒枠に数字を打ち込むと、別ページの黒枠内が対応した色で塗りつぶされるマクロを作り「リンク貼り付け(元のセルの情報を書き換えると、貼り付けた画像も変化する貼り付け方法)」を用いて作ろうと思ってました。リストは、座席の列や番号と先ほどの色を示す数字をアンダーバーでつないだ文字列(1F_BASE1_39_481_01のように、「カテゴリー_列_番号_色を示す数字」の並びを作る)が生成されるように数式を打ち込んだシートを作ろうと考えていました。残念ながらマクロも時間を取れば習得出来そうな気はしたのですが、時間を作れずどうにも出来なかったのですけれども。

 ホームページも似たようなものです。作りたい形は頭の中にあったのですが、それを現実化する方法を探しきれませんでしたし、スキルも身に着けられませんでした。

 結局のところ、仕事や学業もそうですが、ゆとりを持った日程間を立てなくてはいけないということを改めて学ぶ結果となったわけです。また、「実現性も無いのに協力者は募れないな」と思って1人でコソコソやっていましたが、改めて考えると実現性を高めるためにこそ、協力者は募るべきだったのかもしれません。

 

 さて、ここまででやってきたことと、その結果を書いて参りました。ここからは、どんなペンライト企画をしたかったのかを書かせていただきたいと思います。提示すら出来なかった企画などに、意味も価値も無いんでしょうが、まあ、自分語りですし、書かなければ反面教師にすらなりません。あと、自分の妄想を吐き出したいので書かせて頂きます。

 

 私は「ドームの中を大空にしたい」と思っていました。本公演のテーマソングである「Thank you, FRIENDS!!」のジャケットっぽくしたかったんです。イメージとしてはこんな感じですね。足元には白い雲海が広がり、目の前には青い空がある光景です。キャストさんから見た場合、空中のステージみたいになってエモかなあ…なんて考えもありました。

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 物凄く簡易化するなら、アリーナ席をホワイト(雲の色)スタンド席をライトブルー(空の色)にすればそれっぽくなるとは思うのですが、それではちょっと芸が無いので、ここで作りたかったツールの出番です。空の中にホワイトで作った雲や、みかん色で作った太陽を浮かばせようと考えていました。こうすればより大空っぽくなりますからね。さらに、雲は決まった形が無いので、多少乱れても問題はありません。ペンライトで作るにはうってつけです。

 それで、私はこの形を本編とアンコールの間の時間で作りたいと思っていました。この時間にしたかったのは、それが最も気軽に参加してもらえる時間だと思ったからです。ペンライト企画を困難にしている最大の要因は、パフォーマンス中の限られた時間のある一瞬に形を作る工程の全てを収めることにあると考えられます。要するに「タイミングを合わせる」ことですね。で、こう考えたわけです。

「そもそも、工程の全てをパフォーマンス中に納める必要は無いのではないか。」

と。ペンライト企画は大きく分けると「形を作る工程」「出来上がった形を見て頂く工程」の2つの工程に分類されます。で、キャストさんに拝見して頂きたいものが出来上がった形のみならば、形を作る工程」はパフォーマンスの外でも良いじゃないか。というわけです。

 こうすると、まず「タイミングを合わせる」という大きなハードルを外せます。さらに、パフォーマンスの外で形を用意しておけば、パフォーマンス中に行うことは「ペンライトを掲げる・振る」のみとなります。これはライブにおいては殆どの人が行う通常の動作です。「企画をやるのに必死になって、パフォーマンスを見るのに集中出来ない」という問題を概ねクリア出来ます

 特に本編とアンコールの間の時間はキャストさんが舞台裏に下がっていますから、キャストさんを拝見することに与える悪影響は最小限です。ステージ上にキャストさんはいないわけですからね。

 こうすれば、ペンライト企画というものも「子供が友達を草野球に誘い、それに軽い気持ちで応じる気分で参加してもらえる」。そう考えていたわけです。大義なんてありません。求めていたのは「やりたい!」及び「面白そう!」のみです

 

 以上が、私がやりたかったことです。今となっては絵空事ですが。こんなことをしたいなと思いつつ手を動かしていた…というわけなのです。

 

2.私が考えていること

 

 ここからはAqours 4th LOVE LIVE! SAILING TO THE SUNSHINEを前にして、今考えていることを述べたいと思います。

 まずは「ライブを楽しむ!」ということです。「楽しみたい。」ではありません「楽しむ!」です。私は幸運にも両日現地のチケットを当てるという幸運を得ましたが、これは外すという不運に遭遇した人がいるということを意味します。好むと好まないとに関わらず、私の幸運は誰かの不運の上に成り立っているわけです。ですから、「何で俺には当たらないのに、こんな奴に当たるんだ」と言われないようにしたいのです。そのためにも私は楽しみます。全力で。もっとも、いつも通りなんですけどね。

 次は「仕事を頑張ろう」です。実のところ、ここ1か月ほど雑念に襲われて仕事に身が入りきらない状態が続いておりました。原因はいろいろ考えられますが、いずれにせよやるべきことしっかりとやっておかないと、ライブの日に後ろめたさが残ってしまいます。後ろめたさが残っては全力で楽しむのも難しくなってしまうので、残り約2週間はきっちりとお勤めをしようと思います。趣味の財源は仕事による給料ですしね。抱えている案件がいずれも頭痛がしてくるものばかりなのですが、そこは頑張ルビィします

 あとは、「他のペンライト企画から学ぶ」です。私のは妄想で終わりましたが、実際に提示されている企画はいくつか存在します。今後、私が同様の企画にトライするか否かは決めかねていますが、どっちにせよ諦めきれたわけではないので、武道で言う所の「技を盗む」の考えでいくつか参加してみようかなと考えております。賛否が分かれるペンライト企画ですが、私は少なくとも「きちんと提示にこぎつけた」という点は敬意を表するべきだと思っていて、参加するということは敬意を表する一つの手段だと思っていますから。なお、マクロの技術とホームページ作成技術の習得は無理のない範囲で、続けようと考えています。特にマクロは仕事でも有用ですからね。

 これが今、私が考えていることです。その日を全力で楽しむために、やれることはやろうと思います。

 

3.最後に

 さて、気付けばAqours 4th LOVE LIVE! SAILING TO THE SUNSHINEまでたったの2週間です。びっくりですよね。私も「あ~ヌルヌルしてきたぁ~、じゃなくてドキドキしてきたぁ~。いよいよAqoursがドームに降臨するのかぁ。」という気分なんですよ。皆様も言い回しは違えど、ドッキドキでワックワクなのではないでしょうか。

 日常生活というものは概ね大変で面倒なものだと思うのですが、このライブを楽しみに何とか乗り切りましょう。そして、当日は少年スイッチをオンにして全力で楽しみましょう!と、言うわけで最後に一言。

 

当日までお怪我、病気の無いように!皆様ご安全に!