夢と現実との狭間で、「夢の途中」を拝みに

   2019年6月8日(土)、そして9日(日)がやって参りました。Aqours 5th Love Live! Next SPARKLING!!の日です。楽しみですね。

   さて、この日に向けてTwitterでは「#終わらない夢見よう」というハッシュタグで多くの方が自らの想いを、それぞれの形でぶつけていらっしゃいました。本当にどれもこれも熱くて素晴らしかったです。

   当の私はと言うと、詰まる所何も出来ていませんでした。いや、正確には考え続けることしか出来なかったのです。

 

「夢」って何だ?

 

と。この疑問の答えは無限にあるのであろう、とは思うのですが、今現在の私はこのような答えを見出しています。

 

「夢」とは到達し難い「現実」の一形態である。

 

と。

   毎度毎度Aqoursのライブでは文字通り「夢のような時間」を体験させて頂いているわけですが、改めて考えればそれらは全てキャストさんやスタッフさん達が現実世界で行なって来た様々な大変なことの集合体です。1stの逢田さんのピアノ、3rdの伊波さんのバク転、4thのAqours  Shipは勿論当てはまりますし、その他のライブにおける全ての事象もそうでしょう。

   この事はアニメの中のAqoursもそうですよね。例えば、劇場版の「ラブライブ!勝戦の延長戦」、理亞が到達出来なかった「夢」、これも詰まる所AqoursSaint Snow、そして周囲の者たちが汗水流して歩んできた軌跡、すなわち数多くの現実の出来事の上に成立しています。

   今回のハッシュタグで紡がれた多くの方々の想いも同じです。それらは全て「現実」を生きる人間が、生きにくい日常の中でその大切な時間や生命力を消費して作り上げたもの。彼らが見た「夢」もまた、彼らの「現実」でやって来た事の集合体です。

   そして私、正直な話全然輝けていないのですが、それはハッキリ言えば「現実世界で『輝く』ための行動を取ってこなかったから」という理由が存在するでしょう。この状況が「悪夢」だと言うのであれば、それは「悪い現実」の集合体なのです。

 

   いずれにせよ、「夢」と呼べる程素晴らしい出来事は、色んな人が頑張って積み上げて来た現実がプラス方向に積み重なって、やっと到達出来た輝かしい「現実」なのでしょう。キャストさんやスタッフさん、運営さんやファンの方々を含むAqours愛する人たち全員にとっても、それは通じる事だと思います。

   そして、本日のライブの後もそんな皆さんの愛(Love)すべき生命(Live)は続いていく。すなわち、それぞれの「現実」は続いていくのです。と、すれば今日明日のライブは正しく「『夢』の途中」なのではないでしょうか。私は強くそう思います。

 

   正直、輝けている自信の無い私ですが、今日明日は皆様が「現実」で紡いできた『輝き』をお裾分けして頂く、くらいの気持ちで楽しみたいと思います。

   Aqoursを愛するみんなが、『輝きたい!』の言葉の元に苦難多き「現実」を前進し続けて紡いだ「『夢』と呼ぶべき、素晴らしく愛おしい『現実』の結晶」、「夢の途中」をしっかりと拝みたいと思います。

   次の輝き(Next SPARKLING!!)に進むための勇気を得るために。

 

   みんな全力で楽しもうぜッ!!