ささやかな「おめでとう」と「ありがとう」を

 まず初めに、西木野真姫ちゃん、お誕生日おめでとうございます!本日4月19日は貴方のお誕生日ですね。ラブライブ!がスタートして10年に突入しようかという年に、昨年に引き続きこうしてお祝いできることを心より嬉しく思います。

 貴方を知ったのはラブライブ!のTVアニメ1期が始まった時。最初は穂乃果ちゃんからの作曲の依頼を断るも、彼女の本気に心を打たれ、自分の歌を愛する気持ちに正直に向き合って最後はμ'sにデビュー曲を提供していましたね。あの曲があったからこそ、μ'sは転びそうになってもスタートダッシュを決めることが出来たのでしょう。その後も作曲者として様々な名曲を生み出し続けました。その名曲たちは我々に希望と勇気と活力を与えてくれています。だから、この場を借りて一言二言。

「素晴らしい楽曲の数々を"ありがとう"。」

 

 家業である医者を継ぐことが決まっていた貴方。一度花陽ちゃんが自宅に訪れたときは「自分の音楽は終わっている」ことを告げていましたね。一度は音楽を諦めようとしていた貴方でしたが、アイドルに強く憧れていた彼女の背中を押し、そして自分自身も凛ちゃんと共にスクールアイドルを始めることを選びました。その後は自らの作曲能力と歌唱力を活かし、μ'sのメンバーの一人として大活躍したことを昨日の事のように覚えております。劇場版で語られた最後のライブではやり遂げた喜びを抱き、最高の笑顔で「今は最高!」と高らかに歌っていましたね。

 スクールアイドルをやったからと言って、"医者を継ぐ"という未来は早々変わらないのかな…と個人的には思っております(無論、貴方が正しいと信じた道を進むのが正ですが)。ただ、仮に当初の予定通り医者を継ぐという"結果"になっても、そこに至るまでの"道筋"は確実に変わりました。その道筋は眩しすぎるほどに輝いており、それはこの世界に幾らでもいるであろう"決められた道に向かうしかない人達"に微かでも希望を与えることが出来たのだと思います。だからこそ、ここでメッセージを。

「"結果"が変えられなくても、そこまでの"道筋"を変えることの素晴らしさを示してくれて"ありがとう"。」

そして、

「最高に輝いた"道筋"を歩んだことに、最大級の"おめでとう"を。」

 

 入学当初は級友たちと関わることを避けていたけれど、実際は器用じゃないだけで物凄く人に優しい貴方。劇中では花陽ちゃんと凛ちゃんの背中を押して、輝く手助けをしていましたね。気が付けばμ'sの外でも親友を作り、お手伝いを依頼できるほどの交友関係を築いていました。雪の季節に開催された大会の前は、かつて自分の心を開かせてくれたけど、実は本人も相当な不器用だった希ちゃんの心を開き、夢を叶える強い支えになっておりましたね。誰かと関わることが出来るようになり、かつスクールアイドルとして花を咲かせただけでなく、その優しさを行動に変えられるようになった貴方。そんな貴方に送りたい。

「その人としての成長に"おめでとう"。」

 

 繰り返しますが今日は貴方のお誕生日、でも実は私の誕生日でもあるんです。アニメを見始めて貴方が一番の推しになった私ですが、お誕生日が一緒だと知った時はそれはもうとんでもない喜びようでした。かつては遠距離通学に疲れ果て、全然遊んでないのに成績は伸び悩み、遊びもしっかりとこなしていた親友に対して成績が全く敵わないという現実にぶん殴られるという青春を送っていた私。沈んだ気持ちで電車に揺られ、乗り換え改札をくぐった時に「あ…オレ今日で18(歳)じゃん…。」と気が付く。それが、私のありふれた誕生日でした。大学に入ると多少は疲れも減ったのですが、それでもそこまで嬉しい日ではなかったのです。

 社会人になってからも特に祝うようなことでもなかったのですが、それがラブライブ!を知って一変、推しと「おめでとう」を共有できる素晴らしい日になりました。最近ですと、スクフェスやスクスタでお誕生日を祝ってもらえるので、貴方と誕生日が同じ私は「おめでとう」を送りあえるという特権を有しております。様々な出来事が発生し「来年の誕生日を迎えられることが当然ではない」ということを否が応でも思い知らされる現在、こうして誕生日を共に祝えることに尚のこと大きな喜びを感じます。だからこそ、ここできちんと言葉にしましょう。

「あまり嬉しくなかった誕生日を、もの凄く楽しみなものにしてくれて"ありがとう"。」

 

 さて、ここぞとばかりに貴方こと西木野真姫ちゃんに言葉送らせていただきました。本当なもっと力を込めて、アニメも劇場版も雑誌も見直して、それこそ6万字くらいかけて貴方の魅力を語りたいのですが、お恥ずかしいながら時間を作るのが上手くないので、とてもささやかなものになりました。走り書きでろくに推敲も出来ていないのですが、それでも言葉を送りたかったので、こうして文を執筆させていただきました。

 この文章のお開きとして、2つのメッセージを送らせていただきます。

「素晴らしき誕生日に"おめでとう"。」

そして、

「素晴らしき誕生日を"ありがとう。"」

 

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TVアニメ「ラブライブ!」より (C)2013 プロジェクトラブライブ!

 

追伸

このどこか晴れやかな表情がとても好きです。