我がμ'sic Forever! ~FINALから2年のこの日に想いを語ろう~

 皆様こんにちは。あに丸です。本日は2018年3月31日、読むタイミングによっては2018年4月1日かもしれません。そう、μ's FINAL LOVE LIVE! ~μ'sic Forever~から丸2年です。早いですね。光陰ラブアローシュートの如しですね。で、この度は下記に引用しました生春さん主催の企画に賛同しまして、μ'sへの想いを私なりに語ってみようということで書いております。

 

 

 私がμ'sと出会ったのは2013年1月、アニメ1期が放送された時でした。当時は社会人1年目で社有独身寮を離れて生まれて初めての1人暮らしを始めたばかりの時でした。寒いし、まずくない程度の飯しか作れないし、寮生活より圧倒的に金がかかるしで非常に不安の多い時期だったのです。そんなときにアニメの中の彼女たちは私の心に光明を照らしてくれる存在として私の前に現れました。

 この9人の個性的で魅力的な少女たちが織り成す物語は私を鼓舞し、活力を与えてくれたのです。しかも放送は日曜の夜、仕事のスタートとなる月曜日の前の晩です。通常ならサザエさん症候群にどっぷりと浸かっているところですが、就寝する前の時間に夢に向かって全力で突き進む彼女たちを拝むことで不思議と前向きになれたのを今でも覚えています。正にススメ→トゥモロウですね。11話から12話の展開では非常にハラハラさせられましたが、13話にてμ'sは新しくSTART:DASH!!を決めました。いやはや。本当に全力で駆け抜けていた輝きの1クールでした。

 アニメ1期を視聴し終えて、晴れて私はラブライブ!、そしてμ'sにドはまり、CDを買い集めて、グッズを買い漁ってライブに行って…と、なりそうなものですが、ならなかったのです。今でも失敗したなあ…と思っているのですが、このときは1つの良アニメとして処理してしまったのです。普通の人よりはアニメを見る方だったので、アニメイト等に立ち寄った時にちょっと気になったグッズを少々買ったりはしていたのですが、それ位しかしていませんでした(最もグッズに手を出すこと自体かなり新鮮だったんですがね)。当然、μ's4thライブが大雪の中で行われたという伝説など、知る由もありません。

 時は流れて、2014年4月。アニメ2期の放送が開始されます。廃校阻止を達成した音之木坂にて穂乃果が生徒会長になるというビックリから物語はスタートしました。この物語は1期よりも加速度的に輝きを増していっていたなと感じます。彼女たちは次から次へとユメノトビラを開けていき、その軌跡の中で数多くの奇跡を起こしていくのです。9話~10話では前回の優勝者A-RISEを制して決勝進出を決めるという熱い展開が待っていました。皆様が涙したであろう伝説の11話、私も例に漏れずボロ泣きでしたよ。そして12話で見事第2回ラブライブ!優勝を果たします。滾りますよね…本当に。そして、13話で3年生の卒業式を迎えます。これもまた感動ものなのですよ。泣くしかない。

 13話の最後は校門の前、3年生が旅立つ時が来ます。お別れの時ですね。これにてアニメにおけるμ'sの物語は幕を閉じたのです。と、ならないのが凄い。突如花陽の携帯電話に連絡が入り、一同が部室まで駆けて戻って行く所で2期はお開きとなります。そして、劇場版へと舞台は移っていくのです。

 さあ、アニメ2期は凄すぎた。ラブライバーが激増する最大のきっかけとなっただけはあります。私もBDを買うようになり、チケット争奪戦へと出陣する…ってなりそうじゃないですか。自分でも何それ?イミワカンナイと言いたくなるんですけど、ならないのですよ。ここでもさらに強化された「良アニメ」として処理してしまったんですよ。2014年7月に長らく使っていたガラケーをやめスマホに替えたのをきっかけにスクフェスは始めるんですか、未だラブライブ!が画期的な2.5次元コンテンツであることを理解しておりません。「何でやねん?!」って聞きたくなりますよね、私も「何でやろなあ…」となるのです

 さて、こうなるといつドはまりしたのかが問題になりますが、日付は明確です。2015年1月31日土曜日、すなわち「μ's Go→Go! LoveLive!2015 ~Dream Sensation!~」のDAY1が開催された日であります。と言っても、上記のような状態なので現地のチケットなど持っているわけがありません。この日がμ'sのライブがあるという情報をどういうわけか入手することが出来た私が、どういう偶然なのかLVの当日券があると知り、調度良いことに東京に出る用事があったが故に「どんなものなのかな?試しに行ってみるか…」という考えに至り、LVを拝みに行くことになったのです。今思えば奇跡だなあと思います。この日までTwitterのフォロワーさんの中でラブライバーである人は0人でしたからね

 で、映画館でライブの映像を見始めた後が凄かった。アニメに出てきた衣装で、アニメでやっていたようなパフォーマンスが行われているのです。キンブレがあると良いという情報も得ていたので当日アキバのドンキで購入していったのですが、光る棒を持って応援するという行為が、恐ろしいほどに面白い!それまで座ってゆったりと音楽を聴くタイプの公演にしか行ったことが無かった私にとっとは物凄く新鮮でした。「何だこの胸の中に湧き上がってくるものはッ…!私の中で何かが起ころうとしているッ!」と言いたくなるような気分になったのです。そして、3次元のμ'sを見ていると、言語化することが難しいのですが、心を強力に引っ張られる感覚を覚えました。正に魅了されるという表現が適しているでしょう。観たことのない世界を知ることが出来た私は、体感したことのない充足感に満たされながら帰路についたことを今でも覚えています。

 

 これにて私も晴れて「ドはまり」致します。すぐに第1弾のアルバムを購入しましたし、程なくして出た第2弾アルバムも特装限定版を予約して購入します。1回だけですがファンミにも行くことが叶いました。赴いたのは私の故郷、横浜での公演でした。生で観るライブの興奮は今でも覚えています。トークパートもとても楽しめました。キャストさんがくじで当たったキャラクターになり、お題に沿った会話をするというコーナーがあったのですが、南條さんがことりちゃんの役を引き当ててしまい「これはやばいな…」と呟き、声のチューニングをしていたのを鮮明に覚えています。「声優さんにとってことりちゃんの声は出しにくいんだなあ…」と理解した瞬間でありましたね。(ことりちゃんの声を当然のように出せる内田さんって何者ですか…(敬意を払っています))

 2015年6月には万を持して劇場版が公開されました。ここまで物語を美しく完結させることが出来るのか!と猛烈に感動しましたね。そして忘れてはいけないのが劇場版最後の挿入歌「」です。μ'sの物語を過不足なく表現し、かつメンバーの名前が散りばめられた「正に神がかった」歌詞、それは美しい音楽と共に自然と心にストンと落ちてきます。こんなの泣かないわけないじゃないですか!強力すぎます。結局この映画は劇場で13回観たと思います。劇場での視聴回数が次に多い「パシフィック・リム」でも3回ですから私の半生の中では圧倒的です。定期的に行われていた発声可能上映にも何度か参加しました。皆で画面の中のμ'sを応援するのは本当に楽しかったです。本当に。

 そして、2015年12月の特番でμ'sのワンマンライブが2016年3月31日及び4月1日の東京ドーム公演でファイナルとなることが発表されました。これは大きな衝撃でしたが、嘆いていても仕方がありません。チケット争奪戦に挑みました。結果としてはBD先行、HP先行、一般販売、機材席・完全見切れ席抽選1次、2次、完全見切れ席最終の全てで敗北です。悔しさで寝付けなくなったりもしました。これもまた私の半生で初めての経験です。自分が理解している以上にμ'sが好きだったのだなあ、と今は思います。

 2016年3月31日木曜日が遂に来ました。午前中は私が2016年3月30日水曜日にやらかした【実にくだらない確認ミス】(強調したいわけではないのですが、自分への戒めのために修飾しています)のために出勤することとなり、昼休みに入ると同時に会社を出て急いでLV開場へと向かいました。場所は東宝シネマズ西新井。そこは、私が5thのLVを見た場所でした。午後4時となり公演が始まります。画面に映る東京ドームはとんでもなく大きく、本当に凄いところまで来たものだなあと、圧倒されたのを今でも覚えています。セットリストは「僕らのLIVE 君とのLIFE」から始まり、アニメ化前の名曲やアニメ挿入歌のメドレー、劇場版の曲やユニット曲と素晴らしい名曲の数々が機関銃の如く打ち出されてきます。5時間感情を揺さぶられっぱなしです。ブログを書く人間なら明瞭な言葉で説明すべきなのでしょうが、このときは素晴らしい!としか言えませんでした。最後は劇場版最後の挿入歌で多くのファンにとってμ'sのフィナーレを飾る楽曲「」です。驚いたのは劇場版で出てきた形のステージが画面の中の東京ドームに体現していたことです。ここまでやるからラブライブ!なんだなァッ!と敬意を表したくなりました

 翌日2016年4月1日金曜日は私はドームで物販に並んでいました。これがまた長蛇の列で、ファンの数の多さに改めて驚愕することとなりました。そこで見ず知らずのファンの方と少しお話をさせて頂きました。確か「μ'sって本当に凄いですよね。この後に続くAqoursはかなりしんどいと思いますよ。」という旨の内容だったと思います。今思えば幾らか滑稽な会話だったかもしれません。この会話の数年以内に「この心配が不要であったこと」が分かり、かつAqoursから自分の人生における大きな気付きを得ることになるのですから。こんな思い違いをしてしまう程にμ'sというギリシャ神話の女神の名を冠したユニットの功績はとてつもなく巨大だったのです

 物販を終え、一通りの写真撮影や現地に入る方々が企画していた寄せ書き企画に参加させて頂いたのち、LVの会場である横浜のムービルに移動しました。午後4時になり公演がスタートします。この日は正真正銘の千秋楽です。より簡単に泣く状況になっています。最初の内田さんの挨拶に、幕間のインタビュー、終盤の楠田さんの挨拶は特に大泣きしたことを覚えています。4月1日は前日以上に気分が高揚していた面もあったので、応援はより熱が入りました。夏色えがおで1,2,Jump!」とか「PSYCHIC FIRE」とか「No brand girls」とかは特に盛り上がるのですよ。

 そんな素敵なライブもいつかはお開きの時がやって参ります。「Snow halation」や「MOMENT RING」といった曲を経て最後はDAY1と同じく、「」が披露されます。しかしながら、DAY1とは意味が異なります。これは正真正銘のフィナーレなのです。合唱する声もより大きくなっていました。そして、楽曲が終わり、花形のステージは前方に向かって進んでいきます。そこではinstrumental版がBGMとして流されていたのですが、そこでもファンの皆様は合唱していました。私も歌っていました。ステージの上ではキャストさん9人…いやキャラとキャストさんを含めた18人と言うべきでしょうか、μ'sの皆様が輪となり肩を抱き合っていました。歌いながらただただ泣きました。サビの最後にさしかかり、そこに会した一同の声が揃います。

 

今が最高!

 

と。μ'sの皆様が退いた後もファンからのμ'sコールが響き渡っていました。こうして、μ's FINAL LOVE LIVE! ~μ'sic Forever~は幕を閉じたのです。

 

 これが私のμ'sについての思い出だったりします。本当に新しい世界を見せてもらえましたし、貴重な経験を色々させて頂きました。感謝しかありません。μ'sから頂いたものは他にもあります。

 例えば、自分の誕生日は少し楽しみになりました。実を言うと自分の誕生日はそこまで好きではなかったのです。家の方針もあってか、クラスのみんなが当然のようにプレゼントを貰っているのに我が家だけ無い、なんてこともありましたし。人気者でもなかったので、友達から祝ってもらうなんてことは、まずありませんでした。高校に入ってからは私の感覚からすればより悲惨でした。私は【典型的な進学校の落ちこぼれ】だったので、そんな高校生活は【端的に言って無様としか言えない青春】だったのです。で、高校生なので当然在学中に18歳を迎えます。18歳と言えば本国では様々な制限が緩和される歳なので多少は盛り上がりそうなものですが、私はと言えばいつものように楽しそうな高校生カップルを死んだ魚のような目で見送りながら列車を降り、乗り換え改札を通過したところで「あ、俺今日で18じゃん」となります。私の18歳の誕生日はこれで以上です。当時の私にはお似合いですが、情けないですね。で、20歳を超えれば誕生日なんて老化していくことを認識するイベントです。面白いもんじゃない。

 ですが、そんな状況はラブライブ!に出会って変わりました。ご存知の方もいるかもしれませんが、私の誕生日は4月19日、そう私の推しであり、μ'sの作曲担当である西木野真姫ちゃんと同じ日なのです。誕生日がどんどんオッサンに近づく日であることは変わりませんが、それでも推しと同じ日というのは気分が高揚しないわけがありません。おかげ様で誕生日を大分前向きに迎えられるようになりました。しかも、ラブライブ!を応援するようになってからtwitterラブライバーのフォロワーさんが大分増えました。そして、誕生日を祝っていただけるようになりました。私の誕生日は更に素晴らしいものに変わります。感謝しかありません

 現在のラブライブ!の主流はAqoursになっており、私も物凄く推しているのですが、そんなAqoursと出会えたのもμ'sからラブライブ!を知ることが出来たからこそです。ライブの楽しみ方はμ'sの時代に学んだことが多く活きていますし、多くのファンの方が時に笑い時に嘆くチケット争奪戦もμ'sFINALでの完敗の経験から、大分落ち着いた心境で臨めるようになりました。「人事を尽くして天命を待つのみだ」とどっしりと構えられるようになったのです。小さな事かもしれませんが、私は非常に助かっています。(まあ、Aqours1stは何故か両日現地参戦をBD1次で自力で勝ち取るという暴挙を達成し、逆にポルポルパニックに陥ったわけですが…)

 そして、大事なのはFINALから2年たった今でもその楽曲を聴けば純粋に「やっぱり良い曲だな~」と思え、心に光明がもたらされることです。本当にμ'sの曲って色褪せないんですよ。さらに、その名曲たちを聴けば2次元や3次元のμ'sの行動が思い出されるのです。そうすれば傷ついた体でも勇気を貰えますし、私が愛する漫画の名言である「真実から出た『誠の行動』は決して滅びはしない」という言葉を強く感じることが出来ますこれこそが「我がμ'sic Forever!」なのですッ!

 

 2次元のμ'sである、高坂穂乃果ちゃん、絢瀬絵里ちゃん、南ことりちゃん、園田海未ちゃん、星空凛ちゃん、西木野真姫ちゃん、東條希ちゃん、小泉花陽ちゃん、矢澤にこちゃん。

 3次元のμ'sである、新田恵海さん、南條愛乃さん、内田彩さん、三森すずこさん、飯田里穂さん、Pileさん、楠田亜衣奈さん、久保ユリカさん、徳井青空さん。

この18人のμ'sの皆様に簡単ですが言葉を贈らせていただきたく思います。

 

μ'sの皆様!多くの経験活力勇気感動を提供して頂きまして、誠にありがとうございましたッ!そして、もう一つ言わせてくださいッ!

「これからはもっとよろしくね」

 

私の本ブログは以上です!ご拝読ありがとうございました。で、せっかくですから皆様ご唱和下さいッ!

 

が最高!μ'sic Forever!